2011年 障北連第二回幹事会

 7月16日14時から、西部障害者福祉会館において 障北連の本年度2回目の幹事会が開催されました。 冒頭、本年3月まで点字図書館館長で 西部障害者福祉会館館長でもある土井さんから、 福祉政策や点字図書館の歴史及び現状と 課題について説明を受けました。
 その後質疑討論が行われ、私たちの知らなかった 課題について研修を深めることができました。


1. 研修会終了後、第二回幹事会が行われ、 第1回幹事会以降取り組んできた行事内容や 活動状況について報告され、承認されました。

2. 主な議事では、障団連の総会出席を含め、 本年度の活動について改めて確認されました。 その中で、従来市に対する政策要求については 障団連内部である程度整理をして提出されていましたが、 本年度については各団体からの要求は全て提出する方針になりました。

3. 具体的には7月15日までに第1回目の要求提出期限であったことから、 以下の2項目について提出したとの報告がなされ、 幹事会でその経過について承認されました。
(1) 点字図書館の将来展望について現状の検討状況を明らかにすること。
(2) 総合療育センターの今日までの総括、及び、現状の課題を明らかに
  するとともに、その将来展望について明らかにすること。

4. 以上のことから、本日の幹事会会場を 西部障害者福祉会館にしたことをはじめ、 関係者(土井さん)からの説明と共に 会館及び点字図書館の見学と現状確認もあわせて行い、 関係者からの意見についてもその思いを聞くことができました。

5. 今後の点字図書館に対する取り組みの基本について 論議を行い、以下の基本的考え方について確認がされました。
(1) 点字図書館の利用者の立場から何を充実するのか、 その具体的な考え方を求めることとしました。 現在、一般的にも携帯電話の普及やインターネット・ パソコンの利用など従来にない情報化が急速に進む中で、 視覚障害者が情報弱者になっている現状があります。 従来までの点字図書館の活動内容に加え、 今後充実が検討される事柄を私たちも考えていきたいと思います。
(2) 点字図書館の活動は、その多くが点訳・音訳 ボランティアの皆さんの活動によって支えられています。 このボランティアの人たちの活動がもっと利用しやすく 充実したものとなるよう、当該ボランティアの皆さんの意見も 十分にふまえながら取り組むものとします。
(3) 点字図書館の経営問題について。 特に指定管理職制度が入って以降どのような課題があるのか、 職場の現状や雇用問題を含め、点字図書館を充実しようと思っても できない制度的な壁や、予算の壁についても取り組むこととします。
(4) 点字図書館というネーミングが一般利用者から 極めて限定的に受け止められ、あるいは誤解を生む可能性もあることから、 組織名についても検討の対象とするよう取り組むこととします。

6. 上記の論議内容が確認されるとともに、 今後本格的な検討を深めることを再確認しました。

7. また、障団連が開催する残り4回の研修会について、 参加体制の確認が行われました。 7月28日は中止とし、27日午後6時から市役所本庁で行われる 障害者施策を見直す策定委員会に、障団連として オブザーバー参加をすることとなりました。(予定 秋吉・若狭)
8月第2週木曜日、森本・小宮。
8月第3週木曜日、秋吉・佐藤。
9月第2週木曜日、秋吉・佐藤。
この参加体制を確認し、幹事会を終了しました。

8. 会議終了後、点字図書館長の案内で施設見学を実施し参加しました。