役員会報告



1. 2010年8月17日 午後2時から、市議会棟会議室において 総会準備の為の担当役員会議を開催いたしました。
出席者:秋吉・若狭・中園・濱野・森本・福島。
協議の結果、本年11月20日(土)午後 ウェル戸畑において 障北連の第5回定期総会の開催を決定すると共に、 10月23日(土)午後から役員全体の出席のもと 幹事会を開催し総会内容の確認を行うことも決定いたしました。
その間の準備については、このメンバーで再度詳細な内容を 9月中旬会合を開くことを確認しました。



2. 総会の目的設定について、障害者施策が目まぐるしく変わる中で 今日の障害者運動の置かれている社会的、政治的状況を兼ね合わせ、 改めて障北連運動の目指すべき方向性について確認する総会となりました。

(1) 障害者問題全体をとらえた社会横断的な 障害者問題について取り組むこととする。

(2) 重複障害など既存の障害者団体のサポートが 受けにくい障害者について取り組むこととする。

(3) 制度をよく知らないために福祉サポートを受けていない障害者に対し 世話役活動を従来同様取り組むこととする。

担当総括:濱野
方針:福島
会計:中園



3. 総会の趣旨を踏まえ、障害者自立支援法の見直しなど 今日の政治状況さらには衆参のねじれ状況なども考慮し、 今日の状況を正しく理解し障害者運動を進めるための学習会として 特別記念講演を行うこととします。
なお、講師については 国会議員・政党政策スタッフ・学者など、 幅広い人材の中から選考することとします。

担当:秋吉・福島



4. 当面する課題について、特に障害者スポーツセンターの 移設問題について以下の事について質問・要望事項としてまとめ、 市の担当者と率直に話し合える勉強会の場の設置をもとめることとします。

(1) 現行の障害者スポーツセンターにおいて 取り組まれている競技種目や主要行事について、 現行水準を守らせるよう求めることとする。

(2) 例えば、プールが屋外から屋内になることにより、 使用期間が拡大することを了としながらも、 聴覚障害者・視覚障害者・肢体障害者が利用しやすいよう、 どのような設備の改善が行われようとしているのか、 その考え方を求めることとする。

(3) 入浴・シャワー室などについては、障害者のプライバシー保護や 使い勝手の良い設備を検討することとあわせ、 ヘルパーの介護が行えることもあわせて求めることとする。
また、共同入浴など障害者相互の交流の為、 希望するグループが利用できる共同入浴設備についても その設置を求めることとする。

(4) 新たに設置される障害者用トイレについて、 フロアごとの設置内容など、その考え方を求めることとする。

(5) 例えば、アメリカでは視覚障害者のゴルフコンペが 大々的に行われていると聞いていますし、国内でも、 身体障害者のゴルフコンペが個別に行われていると承知しています。
これらのゴルフ分野など現行の競技種目にはない 充実策の検討状況についても求めることとする。

(6) 障害者スポーツの普及にあたっては 専門トレーナー・プロの指導者の配置が不可欠だと言われており、 また、サポートするボランティアの育成計画も大切です。
これらのことについて、 その考え方を明らかにすることを求めることとする。

(7) 障害者の雇用ということを念頭に、 新たな障害者スポーツセンターの運営事務局の考え方や、 例えば、館内の清掃活動について障害者の雇用が検討されているのか、 その考え方を求めることとする。
また、障害者の運営する売店や軽食喫茶の設置が行えるか否かを含め、 その考え方もあわせて求めることとする。

(8) 駐車場の利用について、現行無料であることが そのまま新たな施設でも継続できるのか。
または、利用料金の設定が検討されているとすれば、 できるだけ利用者の負担が少なくなるよう その考え方を求めることとする。

(9) 現行の障害者スポーツセンターの跡地利用について、 その考え方を求めることとする。
その際、売却益などが見込まれているとすれば、 当然、その利益は障害者スポーツ施策の充実に使えるよう、 その考え方を求めることとする。

上記の質問・要望事項以外にも、 すでに障北連に求められていることを整理し追加すると共に、 新たに会員・役員からの要望事項があれば 事務局で整理し対応することとします。

担当:秋吉・森本・福島・佐藤



5. 障北連の活動について難病問題に関わる論議がありました。
現行の障害者区分に該当しないため、 障害者としての社会的サポートを受けることができず、 難病であるのにいわゆる特定疾患の認定を受けていないため、 医学的サポートが受けられないなど、 少数の難病患者についての取り組みについて質問があり、 障北連としては、障害者問題同様、個別の相談活動として受け付け、 世話役活動の範囲で取り組むことを確認しました。
具体的には個別ケースごとに、使える現行制度の研究や行政との交渉、 さらには特定疾患認定に向けたどのような取り組みが行えるのか 検討することを含め、取り組むこととします。

担当:秋吉・濱野




6.

重複障害者について、 従来から預かっていた課題について再度現状を確認すると共に できることから取り組むことが確認されました。
具体的には、当該障害者は生まれながら目が見えず、 耳が聞こえず、そのために話すこともできないという厳しい状況の中で、 50代の男性がその弟さんの日常生活のお世話をたった1人で行っています。
過去に施設の入所など行政と相談をしたことがありますが、 対応できる施設がないということで、今日まで家族の介助のみで対応されてきました。
今後の取り組みについては、まず、何らかの福祉サービスを行えるよう検討し、 例えばホームヘルパーの利用などご家族の気持ちを確認しながら 世話役活動として取り組むこととします。

担当:秋吉・中園・福島




7.

次年度の役員体制については役員選考委員会を設置し、 10月23日開催の幹事会においてメンバーを確定し役員選考を一任することとします。 なお、以下の5名について役員選考委員に加えることができるよう推薦します。

障害者対応:秋吉

門司・小倉ブロック対応:若狭

八幡・若松・戸畑ブロック対応:中園

議員・党対応:福島

留任・退任等の総合調整:濱野



以上の通り、担当役員会議の内容について報告します。(文責 秋吉)