新障害者スポーツセンター現地説明会


 2011年1月13日午後1時30分から新たに障害者スポーツセンター となる健康施設について現地で説明を受けました。 障北連からは秋吉・佐藤・福島・濱野・森本・馬場の6名が出席し、 市側からは改修を行う担当職員が説明員として出席ました。

 地下駐車場(約80台駐車可能)のスペースを確認するとともに、 1階プール部分、2階トレーニングマシンの設備状況、 及び新たに新設される卓球施設、さらに3階ではバレーコート2面が確保される体育館部分などについて改修計画を詳細に説明されました。 その後、会議室において事前に提出していた質問要望事項について 文書による回答を受けるとともに口頭補足を受けた後意見交換会となりました。 その中で、全体的評価としては従来のスポーツセンターが持っていた スペースや設備に比較すると格段改善されることを確認しました。

 ただし、公共交通機関の利用者の利便性については課題があること、 また改善方法の1つとして提起をしている シャトルバスについては検討課題となりました。

 今後の進め方についてはその検討結果を含め、 障団連のみなさんと共同歩調で行う方向性を合わせて確認し、 意見交換会は終了しました。なお、文書の回答は下記のとおりです。



障害者スポーツセンター移転改築に対する要望事項について

1. 旧民間スポーツクラブ施設を活用した経緯
庁内に障害者スポーツセンター再整備検討会を設置し、 新設現施設の改修、民間スポーツ施設の転用の3案について検討し、 民間スポーツ施設の利活用が最良であるとの結果をもとに決定しました。
2. 施設内のバリアフリー化について
段差解消のためのスロープ設置や、点字ブロック等の設置などを行います。
3. 現・障害者スポーツセンタにおける事業の継続について
現在の障害者スポーツセンターで行っている事業は、引き続き実施する予定です。
4. 障害者向けのプール改修について
入水用スロープの設置、家族更衣室の設置など行います。 視覚障害のある方の利用時には、専用コースの設置などの配慮を行います。
5. プール機能(大会開催、リハビリなど)について
現在、障害者スポーツセンタープールで行われている大会は開催いたします。
また、各種教室を実施するなど、多くの方が利用できるようにします。
6. 障害者(介助者含む)向けのシャワー室等の設置について共同入浴施設について
障害者向けシャワー室の設置や家族更衣室を設置します。 共同入浴施設の設置はいたしません。
7. 各フロアへの障害者用トイレの設置について
各フロアに障害者用トイレを設置します。
多目的トイレ:1階2基、2階2基、3階に1基
車椅子優先トイレ:1階に男女各2基
車椅子使用可能個室トイレ:1階6個所、2階2個所、3階2個所
8. 運営形態及び障害者雇用について
障害者の運営する売店等の設置について
指定管理者制度を導入することとしています。 障害者雇用は指定管理者の裁量ですが、依頼を検討します。 清掃等については障害者施設への再委託を検討するよう依頼します。 売店等の設置については、今後検討していきます。
9. 駐車場の利用料金について
駐車場を含め、施設全体の利用料金については、今後、検討いたします。
10. シャトルバスの運行について
バスでのアクセスとしては2系統あり合わせて1時間に10本程度の便があり、 路線バスが少ない状況ではありません。
11. 現・障害者スポーツセンターの跡地利用について
跡地利用については、今後検討することとしています。
12. 障害者のゴルフ競技について
他の種目と同様に、市内で大会が開催された場合 大会開催費用に対して補助金交付などの支援を行いたいと考えています。
13. 障害者スポーツのサポート体制について
例年、 障害者スポーツ指導員(初級)養成講座を開催し 指導員の養成を行っており、養成講座修了者には 北九州市障害者スポーツボランティアの会(SKET)への 参加を呼びかけているところです。
14. 思永中学校プール更衣室を男女別にしてほしい
更衣室は男女それぞれ設置しています。家族更衣室は1ヶ所設置しています。
15. オストメイトのプール利用について
防水用シールを貼るなどの協力をお願いすることもあるが通常利用は可能です。 (市立プール管理者定例会議(10月開催分)で、オストメイトの利用については 医師の許可があれば利用可能との意思統一がなされています。)
16. 盲導犬利用者の施設利用について
障害者スポーツセンターでは館内の各部屋への入場制限は無く、 利用者がプールを利用する際は所定の場所で盲導犬を待機させるようにお願いします。