障害者スポーツセンター整備に関する意見の対応について
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23年2月16日午後6時30分から、
アシスト21(総合保健福祉センター)で表記説明会が行われ、
秋吉・佐藤・森本の3名が参加しました。
1. 6月24日の第1回意見交換会以降、 8月3日の現地調査を含め全9回の意見交換が行われ、 そして今回がその最終の説明会となりました。 障団連及び障害者スポーツ競技会を通じて寄せられた 95項目の要望事項に対し、おおむね実現できるもの74項目、 検討の結果実現できないもの15項目、 今後継続して検討するもの6項目について説明がありました。 なお会議では1階・2階・3階のフロアごとに改修後の予定図面も示され、 市の担当者からの説明後以下のような意見交換が行われ会議は終了しました。 2. 実現できたもの実現できなかったものを大別すると、 特に実現できなかったものについて詳しく説明がされました。 その中身が建物の構造上その意見を聞くと 建物の強度計算を変えたり鉄筋の補強が必要になるなど、 建築基準法にてらしても許可がおりないような 内容であることが明らかにされました。 また、敷地のスペース面から新障害者スポーツセンターでは 検討できないものもありました。 さらに、その工事を実現したとしても建物の構造上 3年程度しかもたないため、さらに1千万円単位の 工事が必要になるなど説明を聞けばその多くが理解ができるものが大半でした。 また、今後継続すべき検討課題については 運用面で検討が可能なもの備品計画で対応が可能なもの、 交通手段に関わるアクセス問題が検討課題として 継続的に取り扱われることとなり、これもおおむね理解ができる内容でした。 3. 意見交換会に入り質疑討論が交わされました。 障北連からは秋吉会長から説明の中になかった 盲導犬利用者に対する待機の為のゲージの設置と 盲導犬利用可能なトイレ設備、それに付帯する水道設備などの考え方を求め、 説明が漏れていたことの謝罪と要望事項については 検討し実施する方向性が確認されました。 その他の意見では、その多くが備品の計画などで対処できるもの、 運用面で駐車場の利用料金など現時点で結論を出すことができないもの、 事務局の運用面での対応で検討が可能なものなど、 出された意見が検討し実現できる方向性が確認されました。 4. 例えば、具体的要望で出された プールのコースを分けるロープの構造や材質、 アーチェリーをする人たちの安全を確保する防矢ネットの構造、 障害者の駐車料金は概ね無料の方向で検討するという考え方がのべられましたが、 その際、付き添いで来ている人の扱いが一般利用者との関係でどうなるのかという意見、 さらに、知的障害者の理解力を考えると 3階まであるフロアは現状の春が丘の スポーツセンターに比べて複雑になることから、 床面にカラーテープでの誘導が行えるよう検討してもらいたいこと、 また、視覚障害者の玄関への誘導についても 階段となるのかスロープになるのか最終的に当事者の意見を よく聞いてもらいたいということなどがありました。 また、健康面では看護師の常駐体制についても意見がありましたが、 これについてはそのような資格者を配置する施設でないことから 障害者スポーツの専門指導員を配置するのでそれらの人が 利用者の健康管理についても十分対応が可能だとの説明がありました。 その他の意見はほぼ備品の整備計画で対応が可能な案件でした。 上記の論議が交わされた結果、全体の理解と 納得が得られる説明会として終了しました。 なお、今後とも障団連及び障害者スポーツ競技会を通じて 出される要望事項についてはこの説明会を開催し対応したいとの態度表明が出され、 市の対応については了解をされることとなりました。 |