北九州市立総合療育センターの現状及び課題
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8月26日午後2時から、ウェルとばたにおいて
療育センターの建て替え及び周辺組織や機関の再配置について、
現状と課題についての説明が市からあり、秋吉・森本が参加してきました。 概略的には、現在の療育センターの建て替え時期であることから、 旧障害者スポーツセンターの解体工事がこの秋からはじまり、 療育センターの建て替えについては基本設計が今年度内に行われ、 その後、実施設計工事と進む数年間に及ぶ計画内容と 現在市の担当者が考えている課題について説明を受けました。 その後、障団連の構成組織である各障害者団体から質問や意見、 要望など様々な面から意見交換会を行いました。 その中で障北連の秋吉会長から、ショートステイの利用者の中には ベッド数が少ないため事実上利用できにくい実態があるなど、 ショートステイの充実について検討していただきたいとの意見提起を行いました。 また、森本事務局長からは、見直しに当たって当該当事者の声も十分把握をし、 反映をしていただきたいとの意見提起を行いました。 その他、多くの意見が出されましたが、 特徴的な質問や要望について以下について報告いたします。 【1】 西部障害者福祉会館の跡地について、 その施設を改装し療育センターの西部分室について何人かから意見が出されました。 ひとつには、配置をされる医師・及びスタッフの規模、 あるいは再来患者の治療についてどの程度まで検討されているのかという 質問・要望や、交通アクセスの改善について検討をしてもらいたいという内容でした。 既存の建物の改装工事であることから、スペース的な制約もあり、 限界はあるものの市の西部地区の拠点として充実したいとの見解が示されました。 【2】 新たに建て直される療育センターの診療科目について 充実を求める声がありました。 例えば、痔の患者から肛門科専門病院ではなく医療センターでの診療について なんとか改善が図られないのかという現状の悩みが訴えられました。 また、障害者の女性が成人に達して以降、 婦人科の診療内容について療育センターで取り組めないかということでした。 【3】 上記との関係から、療育センターだけですべての医療行為を サポートするのが難しいということは理解できますが、 専門病院や総合病院との連携についても ぜひ改善・充実してもらいたいという意見が出されました。 例えば、特定の肛門科や婦人科の委員を紹介することは 公の施設という立場から難しい側面もあるとは思いますが、障害者のレベルも考え、 専門病院で受け入れてくれるとの内容が確認されていれば受信しやすいという 患者の要望もあり、ぜひ検討をしていただきたいという内容でした。 【4】 療育センターは他の医療機関と異なり、 カルテが永久保存となっていると理解しています。 将来、障害年金を受給しようとする時にはそのカルテの存在がとても重要になりますから、 そのような機能はぜひ将来にわたって確保していただきたいとの意見が出されました。 【5】 その他、駐車場の増設をはじめ使い勝手の良い施設の充実についても 多くの方から意見が出されていました。 ■関連リンク 北九州市立 医療センター 〒802-0077 北九州市小倉北区馬借二丁目1番1号 http://www.city.kitakyushu.lg.jp/page/hospital/center/ |