要 望 書


北九州市の積極的な障害者施策の推進に感謝申し上げます。
北九州市障害者福祉団体連絡協議会(障団連)は、障害者の福祉の向上と ノーマライゼーションの実現を目指して活動していますが、そのための施策が より充実することを願い、以下の要望事項の早期実現について北九州市の 一層の取組みを要望します。




【T 重点要望項目】

1. 障害者自立支援法案が成立、施行される見通しにあたり、地方自治体に 裁量がゆだねられる範囲のものについては格別の配慮を行い、障害者自立支援法 の附帯決議にあげられた内容をはじめ、障害者の意見を取り入れ、障害のない人と 平等な生活基準が守られ、社会福祉の後退や混乱を招かないような実施体制にして いって下さい。


2. 北九州市障害者支援計画は制度に対応できるものとして構成し、北九州市における 障害者の現状とニーズを反映した数値目標を定め、実施できる財源が確保 できるよう、あわせて関係部局と連携できるよう全力で働きかけてください。 また必要に応じて修正できる計画として策定して下さい。


3. 災害時の障害者支援体制のさらに充実したシステムの構築と周知徹底を求めます。 そのために当事者を含む関係者の検討会を早急に立ち上げてください。


4. 障害者の地域での在宅化促進のために、民間住宅入居に係る「公的保証人」 制度の創設を要望します。

現在保証人不要の民間アパートもあるが割高です。 民間損害保険会社と連携したもの、あるいは他の方法を、 鋭意検討してください。





5. 障害者スポーツの振興のために下記について要望します。

1. すべての障害者が安心して利用できるスポーツ施設を立地条件のよい場所に早急に 建設(近隣では福岡市、全国的には横浜市や東京都のような施設)して下さい。
その中にはニーズの高い室内プールやトレーニングジム、各障害者競技の練習が できるような設備を設置してください。

2. 地域のスポーツ施設には、障害の特性を理解し、障害者の利用が できるよう協力を要請して下さい。

3. 市内にある民間のスポーツ施設に対しても障害者の利用ができるよう 協力を要請してください。

4. 新障害者プランの中に障害者スポーツの環境設備を必ず盛り込んで下さい。





6.

障害のある人が暮らしやすいまちづくりの一環として、公共性の高い新規、 改修工事等を実施する場合並びに現在進行形の工事等について、計画変更可能な 段階で障害者団体の意見や要望を聞いてほしい。

都市高速道路引野インター入り口の横断歩道設置の件で、障害者団体の説明・ 要望を開く会が開催された折に、スロープが長すぎて利用できない趣旨の ことを説明し計画変更の要望を出しましたが、すでに変更は出来ないとの 回答がありました。何のための説明や意見を聞く会なのか、参加者は後味の 悪い思いでした。







T 重点要望6項目   U 新規要望9項目   V 継続要望8項目