要 望 書
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【U 新規要望項目】
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1. @ |
重度障害者の自立(在宅)生活を支える居住介護等事業の
在り方検討会等を設置して下さい。
北九州市では支援費制度に基づく居宅介護事業において、サービス提供者側が
応諾しやすいサービス類型で支援量が決定されがちであるが、新しい制度への
移行も踏まえ、長時間介助が必要な障害者に移動介護も含めて、安心して
社会生活が送れる介助時間の給付決定が行える体制作りのための実態調査や
在り方検討会が必要です。 |
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A |
居宅介護等事業所への基本姿勢等を再確認して下さい。
支援費制度に基づく居宅介護等事業所には、障害者福祉に対しての姿勢や
サービス実態を調査した上で事業者指定を行ってほしい。また事業規格が
一定以上の事業所については単価の低い「日常生活支援」類型で決定された
利用者との契約に応じるよう働きかけて下さい。 |
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2. |
日曜日に会議や研修会等に利用できる施設が不足しているため、団体の活動に
支障をきたしています。以前のように、市民センターを日曜日に開館するなど、
地域での活動に利用できる施設を確保して下さい。
団体の活動は日曜日に行われることが多いにも拘わらず、市民センターが日曜日に
閉館するようになりました。このため、利用できる限られた施設に集中してしまい、
ウェルとばたも満杯で断られることもしばしばです。 |
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3. |
障害者専用駐車場に関する一般ドライバーの
マナーアップを呼びかけて下さい。
折角障害者用の駐車場を色々な場所に設置して頂き有難いのですが一般の
ドライバーが近いからとか、空いているからと言って駐車され、本当に
そこしか駐車出来ない車いす障害者が利用できずに困っています。
障害者専用駐車場は広いスペースが必要であることを
絵図などで説明し、優先利用の啓発に力を入れて下さい。
また、条例化を検討して下さい。 |
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4. |
障害者の外出保障の一環である車輌の改造助成金を現状に
見合ったものにして下さい。
特に手動装置の助成金の見直しを求めます。
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5. |
専門的な知識を持ったろうあ者相談員を設置して下さい。
聴覚障害者の専門相談員は、聴覚障害者のコミュニケーション障害から生じる
処遇困難なケースに対応するために、健聴者には知ることの出来ない豊富な
経験に基づいたアドバイスや同じハンディを持つものでなければ理解できない
悩み相談など当事者であることが望ましいと考えます。 |
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6. |
障害者居住サポート事業に北九州市でも取り組んで下さい。
障害者の居住サポート事業には不動産業者・家主も安心できるサポート
体制づくりが必要です。医療機関の担当者、相談支援、具体的日常支援が
可能な団体がチームを組む際の先導的役割を行政が音頭をとって、次に
チームに委ねるという形態をとって下さい。 |
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7. |
盲ろう者の自立支援のために、ガイドヘルパー制度の見直しを求めます。
盲ろう者は、重複障害であり、障害が重いために社会参加は困難を極めています。
働きたくても、利益優先の企業に就職できる見込みはほとんどなく、低賃金で施設や
作業所などで訓練として雇用されているのが現状です。また外出などで目的地まで
サービス利用ができるガイドヘルパーの交通費も本人負担など、盲ろう者の生命、
基本的人権に関する問題なので、公的施策(当事者負担のないよう)とするべきで
あり、生活を圧迫する現ガイドヘルパー制度の見直しを求めます。 |
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8. |
退院後の失語症の人に対して、言語聴覚士の派遣をしてほしい。
退院後の閉じこもりをなくし、早く社会復帰できるよう、
ケアをして下さい。 |
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9. |
点字図書館のIT化の推進と、利用対象者を拡大してください。
北九州市立点字図書館の貸し出しについて、視覚障害者や高齢者は、
音声によるものを強く望んでいます。米国では障害者差別禁止法が成立し、
出版元から音声本が発行されていると聞いていますが、北九州市の場合、
多くはボランティアに頼っているのが実態です。
IT化を進めて数多くの音声本の貸し出しを強く望みます。
又、高齢者から、音声本の要望が拡大してきました。福岡市などでは障害者に
限らず、高齢者にも貸し出す基準を拡大したと聞いています。
また、上肢障害者のニーズもあります。
北九州市も、視覚障害者以外の障害者や高齢者が利用できるよう
基準の拡大を要望します。 |
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